韓国に91日以上滞在する予定の人は、ビザの申請が必要です。
外国に入国するためには、その国の政府に入国及び滞在を許可されなければなりません。パスポートとは別に受ける許可証がビザ(査証)と言われるもので、事前に申請が必要です。
日本国籍のパスポートの場合、韓国滞在90日以内はビザ免除です。
私も最初の1年間は語学堂に通うための「D-4ビザ」、次の1年間はワーキングホリデーの「H-1ビザ」、そして現在は結婚移民の「F-6ビザ」と3回のビザ申請を経験して韓国に滞在しています。
そんな私がこれからビザ申請をする人、考えている人に向けて、経験をもとにお伝えしていきます!
査証(ビザ)の種類
韓国に滞在するビザはいろいろとありますが、私が実際に取得した3つのビザについて申請書類をご紹介していきます。
- 一般研修(D-4):大学付属語学堂(韓国語研修過程)に通う人
- ワーキングホリデー(H-1):観光を主な目的として就業や語学研修を行う人
- 結婚移民(F-6):韓国人と結婚する人
提出書類
ビザの申請に必要な書類は本当にいろいろあるので、結構準備が大変なんですよね。
この記事で一緒に準備していきましょう!
※【2020.12現在】
COVID-19関連で健康確認書類(ビザ申請日基準48時間以内に発給されたPCR陰性確認書、健康状態確認書、隔離同意書)の提出が必要です。詳細は各領事館のHPで確認してください。
共通提出書類
まずはどんなビザ申請にも必要な「共通書類」を見ていきます。
1.査証発給申請書
※窓口にも置いてありますが、事前に領事館のHPでダウンロードして印刷することも可能です。
2.パスポート:有効期間6カ月以上、コピー1枚(顔写真のページ)
3.カラー写真1枚(3.5×4.5㎝/白の背景/6カ月以内に撮影したもの)
一般研修(D-4)ビザ申請
次は大学付属の語学堂に通う人に必要な「一般研修ビザ」の申請書類です。
1.共通提出書類
2.標準入学許可証:コピー可、発行日から3カ月以内
3.残高証明書:発行日から1カ月以内の原本
※学校への提出書類としても必要なので銀行で2部発行してもらっておくといいです。
4.卒業証明書または在学証明書:発行日から1カ月以内
ワーキングホリデー(H-1)ビザ申請
次はワーキングホリデーで韓国に滞在する人に必要な「ワーキングホリデービザ」の申請書類です。
1.共通提出書類
2.旅行日程及び活動計画書:韓国語または日本語で作成
3.残高証明書:発行日から1カ月以内の原本
※学校に通う場合は、学校への提出書類としても必要なので銀行で2部発行してもらっておくといいです。
4.卒業証明書または在学証明書:1カ月以内の原本
5.往復航空券:帰国日が出発日より6カ月以降のもの
結婚移民(F-6)ビザ申請
最後は「結婚移民ビザ」申請に必要な書類です。
結婚移民ビザは上記の「一般研修」や「ワーキングホリデービザ」に比べて、準備する書類が多くて複雑です。
特に、韓国人配偶者に用意してもらう書類が多いので協力してもらってくださいね。
作成書類
1.外国人配偶者招請状(韓国人配偶者作成)
2.身元保証書(韓国人配偶者作成)
3.外国人配偶者背景陳述書(外国人本人作成)
4.交際を証明する書類:交際写真や家族写真などをA4用紙に編集して提出(5ページ以内)
韓国人配偶者が準備するもの
1.韓国人配偶者のパスポートコピー1部(顔写真のページ)
2.基本証明書:原本1部、発行日から3カ月以内)
3.婚姻関係証明書:原本1部、発行日から3カ月以内)
4.家族関係証明書:原本1部、発行日から3カ月以内)
5.住民登録謄本:原本1部、発行日から3カ月以内)
外国人本人が準備
・結婚証明書原本(日本の戸籍謄本)
韓国人配偶者の所得要件の書類
韓国人配偶者の所得要件に関する書類が一番複雑だと思います。
特に、韓国人配偶者が転職したばかりだったり、ちょうど昨年無職などで下記の基準所得要件を満たしていない場合、義両親の資産を証明材料にしなければならなかったり、なかなか面倒です。
逆に会社員で何年も勤めている人であれば書類集めもスムーズで、所得要件も問題なくクリアすると思います。
✔ 共通書類
1.所得金額証明原本(国税庁「hometax」)
2.信用情報照会書(韓国信用情報院HP)
✔ 勤労所得の場合
1.勤労所得源泉徴収簿
2.在職証明書
3.勤め先の事業者登録書のコピー
4.所得証明書類
✔ 事業所得の場合
1.事業者登録書のコピー
2.所得証明書類
✔ 家族の所得または財産の場合
1.外国人配偶者招請人の家族所得現状陳述書
2.証明書類
韓国人配偶者の住居要件
上記の所得要件に加えて、住居要件も必要です。
要は「外国人と結婚してちゃんと暮らしていけるの?」ってことですね。
✔ 所有の場合
・登記簿謄本
✔ 賃貸の場合
・登記簿謄本
・賃貸借契約書(コピー可)
外国人本人のコミュニケーションに関する書類
最後はコミュニケーション、つまり言語能力の証明書類です。
✓ 韓国語能力試験(TOPIK)成績証明書(1級以上)
そのほかにも、韓国語関連の大学の学位証、外国人本人が韓国で1年以上滞在した証明書類、韓国人配偶者が外国人本人の言語が公用語である国で1年以上滞在した証明書類でもOKです。
住所による担当領事館
ここまで申請に必要な書類をご紹介しました。
あとは申請する場所ですが、管轄領事館が住民票上の現住所により異なります。
ご自分の管轄領事館以外では申請できませんので気をつけてください!
北海道
駐札幌総領事館(公式サイト)
住所:〒060-0002 礼幌市 中央区 北二条西 12-1-4
TEL:011-218-0288
受付時間:平日 09:00~11:30
交付時間:平日 09:00~11:30
青森、秋田、岩手、山形、福島、宮城
駐仙台総領事館(公式サイト)
住所:〒980-0001 仙台市 青葉区 上杉 1-4-3
TEL:022-221-2751~3
受付時間:平日 09:00~12:00
交付時間:平日 13:30~16:00
東京、千葉、埼玉、茨城、栃木、群馬
大韓民国大使館 領事部(公式サイト)
住所:〒106-0047 東京都港区南麻布1-7-32 民団中央会館内3階
TEL:03-3455-2601~3
受付時間:平日 09:00~11:30
交付時間:平日 14:00~16:00
神奈川、静岡、山梨
駐横浜総領事館(公式サイト)
住所: 〒231-0862 横浜市 中区 山手町 118
TEL:045-621-4531~2
受付時間:平日 09:00~11:30
交付時間:平日 13:30~16:00
長野、新潟、富山、石川
駐新潟総領事館(公式サイト)
住所:〒950-0078 新潟市 中央区 万代島 5-1 万代島ビル8階
TEL:025-255-5555
受付時間:平日 10:00~11:30
交付時間:平日 14:00~16:00
愛知、三重、福井、岐阜
駐名古屋総領事館(公式サイト)
住所:〒450-0003 名古屋市 中村区 名駅南 1-19-12
TEL:052-586-9221~3
受付時間:平日 09:00~11:30
交付時間:平日 13:30~16:30
大阪、京都、滋賀、奈良、和歌山
駐大阪総領事館(公式サイト)
住所: 〒542-0086 大阪市 中央区 西心斉橋 2-3-4
TEL:06-6213-1401~5
受付時間:平日 09:00~11:30
交付時間:平日 14:00~16:00
兵庫、鳥取、岡山、香川、徳島
駐神戸総領事館(公式サイト)
住所: 〒650-0004 神戸市 中央区 中山手通 2-21-5
TEL:078-221-4853~5
島根、広島、山口、愛媛、高知
駐広島総領事館(公式サイト)
住所: 〒732-0805 広島市 南区 東荒神町 4-22
TEL:082-568-0502~3
受付時間:平日 09:00~11:30
交付時間:平日 15:00~17:00
福岡、佐賀、長崎、大分、態本、宮崎、鹿児島、沖縄
駐福岡総領事館(公式サイト)
住所: 〒810-0065 福岡市 中央区 地行浜 1-1-3
TEL:092-771-0461~2
受付時間:平日 09:00~11:30
交付時間:平日 13:30~16:00
まとめ
韓国のビザ申請についてご紹介しました。
これからビザ申請をする人の参考になれば幸いです。
各ビザの【申請書類】は下のリンクから飛べます。
※【2020.12現在】
COVID-19関連で健康確認書類(ビザ申請日基準48時間以内に発給されたPCR陰性確認書、健康状態確認書、隔離同意書)の提出が必要です。
日々状況が変化していますので、詳細は各領事館のHPで確認してください。