【韓国生活】韓国で印鑑証明書の登録ってできるの？【登録・取得方法】

韓国では2005年ころから廃止の話が出ていた「印鑑証明書(인감증명서インガムジュンミョンソ)」ですが、2020年12月現在も不動産契約や銀行融資では必要な書類です。
実際、私も現在の住まいを夫と共同名義で購入したので「印鑑証明書」が必要でした。

また、日本での公的な手続きに韓国の印鑑証明が必要な場合もありますよね。

たとえば、日本の親族が亡くなり相続が発生した際には、印鑑証明書の提出が必要になりますが、日本の住民票を抜いている人は日本で登録した印鑑証明は無効になっています。
その場合、韓国で印鑑証明書を発給して翻訳したものと一緒に提出する必要があります。
※相続手続に関する書類は事前によく確認をしてください。

この記事では実際に「印鑑登録」手続きをして「印鑑証明書」を発行した経験をシェアします。

印鑑登録手続き前に準備すること

「印鑑登録」の手続きをする前に準備しなければならないものがあります。

「登録する印鑑」が必要です。

登録用印鑑をつくる

登録手続きをする前に登録するための印鑑を用意する必要があります。

ここで重要なこと！

私はこのことを知らずに日本で使っていた印鑑(漢字・姓のみ)を持っていったところ、窓口でNGをくらいました。

考えてみれば当然のことですが、韓国での公的書類では私の名前はすべて英字名です。
漢字名の印鑑では何も証明できないんですよね。

✓　印鑑を作る場所

日本であればホームセンターなどでも手軽に購入できますが、そもそも英字のフルネームなんて売ってるはずないですよね。

はんこ屋さんは街中に小さな店舗を構えていることが多いです。
時間に余裕がある場合は、インターネットで注文するのもアリです。

私は近所の大型マートに行きました。
大体の大型マートには、鍵屋さんと一緒にはんこ屋さんがある場合が多いです。

そこで予算に合わせて土台になる素材を選んでデザインを決めると、PCにつないだ彫刻機械が彫っていきます。

時間は15分程度かかりました。

私の場合、名前を英字にすると14文字なので大きめサイズの直径約1.8cmの土台にしました。
ナツメ素材で₩35,000でした。

キャップ部分に磁石がついていて、パチッと閉まるのは気持ちいいです。

ただ、大きめの印鑑に英字のフルネームがギュウギュウに並ぶデザインには少し笑いました。

印鑑登録手続きの方法

登録する印鑑が準備できたら、いよいよ登録手続きに行きます！

✓　必要なもの

• 登録する印鑑
• パスポート
• 外国人登録証
• 印鑑登録申請書(住民センターにあります)

✓　近くの住民センター(동사무소ドンサムソ)で手続きします。

「印鑑登録申請書」に記入して窓口に持っていくと、職員の人が台帳のようなものに記載していきます。
最後に指の指紋も登録しました。
印鑑登録の手数料は無料です。
登録する印鑑さえ用意すれば難しいことはないと思います。


✓　印鑑証明書の発給

印鑑登録が済んだら、全国の住民センターで発給が可能になります。
韓国ではインターネットで発給できる書類も多いですが、印鑑証明書は直接住民センターに訪問しないと発給できません。

印鑑証明書発給手数料は１枚 ₩600で、現金またはカードで支払い可能です。

印鑑登録　まとめ

最後に、印鑑証明書発給について下記にまとめます。

韓国で印鑑証明書が必要な方の参考になれば幸いです。