【韓国旅行】バスにファーストクラス！？長距離も快適な【プレミアム高速バス】に乗ってみた

こんにちは！まくまくです。

韓国では都市間を移動する際の公共交通機関として、KTXをはじめとした鉄道のほかに、多くの路線で全国を網羅する高速バスがあります。

こんな人にオススメしたいのが、今回ご紹介する「プレミアム高速バス」です。

「プレミアム高速バス」とは、2016年9月にスタートした”飛行機のファーストクラスのようだ”と話題の交通手段です。

今回、仁川～釜山間の移動に利用したので、その乗車レビューをしていきたいと思います。

韓国で高速バスに乗る

まず、韓国の高速バスには大きく分けて4種類のクラスがあります。

• プレミアム（프리미엄プリミオム）
• 優等（우등ウドゥン）
• 一般（일반イルバン）
• 深夜（심야シミャ）

プレミアムバス

• 21人乗り
• 各種便利な機能があり
• 料金は優等に+30％ほど

飛行機のファーストクラスを思わせる豪華な座席でとても快適です。移動中、しっかりと睡眠を確保できます。

優等バス

• 28人乗り
• 料金は一般の高速バスに+50％ほど

以前乗ったことがありますが、十分快適です。ただ座席にテーブルがないので、ノートパソコン等の使用は不便です。

【韓国の高速バス】どこの座席に座るべき？【必見！】 韓国では都市間を移動する際の公共交通機関として、鉄道のほかに高速バスがあります。 韓国で地方旅行に行くときにはKTXを利用します...

一般バス

観光バスを想像していただくとわかりやすいと思います。価格はリーズナブルですが、そのぶん座席も狭いので、長距離には少しつらいです。

深夜バス

• 料金は優等バスに+10％ほど

車体は優等バスと同じで、深夜の時間帯に走行します。

プレミアム高速バス　対応路線

旅行者の方はソウルや釜山からの利用が多いかと思います。
ソウルから乗車する場合、全国のほとんどの都市とつながっているので、「プレミアムバス」も多く投入されています。

実際にプレミアムバスが投入されている路線を下記にまとめます。（2020.11.07現在）

서울(경부) ソウル(京釜) <-> 16路線

대구テグ(大邱), 부산プサン(釜山), 강릉カンヌン(江陵), 진주チンジュ(晉州), 울산ウルサン(蔚山), 포항ポハン(浦項), 마산マサン(馬山), 창원チャンウォン(昌原), 세종セジョン(世宗), 대전テジョン(大田), 경주キョンジュ(慶州), 청주チョンジュ(清州), 공주コンジュ(公州), 동해トンヘ(東海), 삼척サムチョッ(三陟), 서부산ソブサン(西釜山)

서울(센트럴) ソウル(セントラル) <-> 9路線

광주クァンジュ(光州), 목포モッポ(木浦), 순천スンチョン(順川), 여수ヨス(麗水), 군산グンサン(郡山), 유성ユソン(儒城), 연무대ヨンムデ(練武台), 전주チョンジュ(全州), 익산イクサン(益山)

동서울 東ソウル <-> 3路線

광주クァンジュ(光州), 마산マサン(馬山), 진해チメ(鎮海)

인천 仁川 <-> 5路線

광주クァンジュ(光州), 김해キメ(金海), 전주チョンジュ(全州), 대전テジョン(大田), 부산プサン(釜山)

その他の路線

• 인천공항インチョンコンハン(仁川空港) 2路線 <->광주クァンジュ(光州), 김해キメ(金海)
• 광주クァンジュ(光州) 5路線 <-> 울산ウルサン(蔚山), 대구テグ(大邱), 부산プサン(釜山), 전주チョンジュ(全州), 서부산ソプサン(西釜山)
• 성남ソンナム(城南) <-> 광주クァンジュ(光州)
• 청주チョンジュ(清州) <-> 부산プサン(釜山)

プレミアム高速バス　乗車レビュー

それでは、実際に乗ったプレミアムバスの写真を交えてレビューしていきます。

座席機能

165°まで倒せる座席で、首枕も調節可能、高級化された座席シートは本当に快適でした。

座席ごとに前後の間隔が十分にあるので、席を後ろに倒しても、後ろの席の人に全く影響を与えない設計になっているので、心置きなく倒せます。
特にわたしのように、普通のバスや電車では後ろの人が気になって倒せない人にとっては、最も大きなポイントではないでしょうか。

座席や足置きの角度は、肘掛けにあるボタンで調節できます。

飛行機ではよくお目にかかる個人モニター。

これは飛行機では当たり前にありますが、バスで搭載しているのは初めて見ました。
映画・TV・音楽・ゲームプログラムを搭載しています。

運行情報があったので、「今どの辺を走っているかな」と思いタッチしてみたのですが、ずっとローディング中で表示されませんでした。残念。

スクリーンの下にある小さな棚を開けば、飲料水を安定的に載せられ、スマートフォンの無線充電も可能です。
充電しながらスマートフォンを使用したい場合は、USB線で充電することも可能です。USBポートは、スクリーン下部と肘掛けの部分にありました。

モニター下を開くと、飲み物やスマホを置ける簡単な台が出てきます。テーブルを出さなくても、小物であればこれで十分。
小さな鏡もついています。とてもコンパクトなのでお化粧は難しいですかね。

その下には、広めのテーブルが収納されていますので、食事をしたり作業する際には利用すると便利です。
上の小さな台を閉めないとテーブルは出せなかったので、それは少し不便でした。

足元は広々としていて、背の高いわたしでもしっかりと足を伸ばして休めました。

かばんなどは、頭上に収納スペースがあります。
もちろん大きな荷物やスーツケースなどは、バスの下の荷物入れに預けられます。

個人読書灯もあるので、遅い時間帯に利用する場合、便利ですよね。

座席間を区切るカーテン

座席の間にはカーテンがあり、完全に個室に成るわけでは有りませんが、横になったときに視野がかかるので安心感を感じられます。

おまけ

サービスで乗降口付近に用意されているミネラルウォーターももらえます。

プレミアム高速バス　まとめ

いかがでしたか？
ちなみにわたしは実際に利用して大満足でした！

シートが165°まで倒せてフットシートも同時に上がってくるので、本当に寝やすい。シートにクッション性があるのも良き。

ぐっすり寝られるので4時間半の乗車時間を感じませんでした。

今回は夫と行きましたが、一人旅でも独立した空間が得られるのも良いと思いました。

時間がない人は・・・

料金も高速バスの中では一番高額ですが、KTXと比べれば25％(特室と比べたら55％)ほど安いです。

ただし時間はかかる(例：ソウル～釜山間、KTX　2時間45分/プレミアムバス　4時間15分)ので、時間に余裕があり贅沢な旅を味わいたい方にはおすすめします！

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